木造建築
(事務所、商業施設など)WOODEN BUILDING
今、なぜ木造建築なのか?
かつて日本の建築のほとんどは木造で造られていました。しかし、先の大戦により多くの木造建築が火災により焼失したことに加え、戦後復興期の大量伐採による森林資源の枯渇が懸念されたことから、建築物の非木造化が進められていくこととなります。
やがて時が経ち、科学が進歩していくとともに、木造建築は近年深刻化している地球温暖化問題の有効な解決策のひとつとして注目されはじめます。大気中の二酸化炭素を吸収した森林は、伐採され木材になった後も炭素を内部にとどめ続ける貯蔵庫となり、カーボンニュートラルに大きく貢献するからです。建築物の規模が大きければ大きいほど、二酸化炭素貯蔵庫として果たす役割も大きいと期待されています。また、木材を使うことは「伐って、使って、植えて、育てる」という森林サイクルの一部。環境保護や衰退した日本の林業の復興にもつながっています。
こうした時代の流れを受け、2010年に「公共建築物等木材利用促進法」が成立。これまでとは一転、公共建築が先導して建築物の木造化・木質化を進めていくこととなりました。JBN工務店では地域ごとの気候や社会事情を反映した木造住宅を手がけてきた知見と技術を活かし、低層非住宅・中大規模建築物の分野における木造建築の普及に取り組んでいます。
中大規模木造建築とは?
中規模木造建築とは、建物の階数が2〜3階以上であり、戸建住宅より大きい建築物のこと。大規模木造建築はそれよりもさらに大きく、次のいずれかに該当するものを指します。
- ・高さが13mを超える
- ・軒高が9mを超える
- ・階数が3以上
- ・延べ面積が500m²を超える
中大規模木造建築の例
社会福祉施設、事務所、商業施設、病院、工場など、JBN工務店がこれまで手がけてきた中大規模木造建築をご紹介します。